恋愛について、こんなことに悩んだ経験はありませんか?
結局のところ恋愛において見た目と性格はどちらが大切なのだろう?
異性から見た時の美人顔やハンサム顔の定義が知りたい
恋愛のためにダイエットや筋トレってどれくらいやれば良いのだろう?
今回はそうした恋愛における外見的な悩みに役立つ本を紹介します。
今回紹介する本は法政大学で心理学を教えている教授で、専門はプロファイリングや犯罪心理学を研究されている越智啓太さんという方が恋愛における外見的魅力についての研究をまとめた『美人の正体-外見的魅力をめぐる心理学』です。
著者のプロフィールを知った時に、
「なぜ犯罪心理学を研究している先生が恋愛についての本を書いているのだろう?」と
最初は不思議に感じたのですが、本の中でその理由を明らかにしていました。
このような考えから恋愛研究をテーマにした書籍を執筆されているそうです。
そんな著者が書いた「美人の正体」。
この本は多くの人にとって恋愛での大きな悩みの種である「外見的魅力」をテーマにしています。「外見的魅力」については恋愛研究のなかでも比較的最近研究が始まった分野でもあるということで、いままでにわかってきたこと、わかっていないことも含め今もなお世界で進められている研究の一端を学ぶことができます。
この本で紹介される「外見的魅力」に関する研究結果を知ることで、日頃の恋愛活動に向けて自分の外見的魅力をどのベクトルで磨けば良いのかが見えてきます。
※この記事はあくまで僕が本書を読んで得た知識や情報から気づきをまとめたものになっています。
下記に書いた内容以外にも本書では語られています。
よりしっかりとした情報や研究内容の詳細、著者の見解が気になる人はぜひ本を買って読んでみてください。
『美人の正体-外見的魅力をめぐる心理学』を読んで学んだこと
恋愛における外見的魅力の重要度
恋愛トークの定番テーマである「モテるめには見た目か性格か」という話題は、誰もが一度は考えたことがある内容だと思います。
しかし、その議論に心理学は既に答えを出しているようです。
結論から言ってしまうと、「人は性格よりも外見的魅力に惹きつけられる」というのが心理学的な見解になっています。
詳しい研究内容はこの書籍に預けるとして、この疑問を解決するために心理学者たちは幾度と出会いのパーティーを実際に開き、「どのような人がモテる」のかを実験してきました。
その結果、出会いの場において『性格や知性』、『興味の一致』、『相手との類似性』といったことよりも『外見的魅力』を重視しているという研究結果を導き出してきました。
また、出会いのパーティーという状況のために「初対面の人とではお互いの情報が少ないために外見的魅力で選んでいるのではないか?」という可能性を考慮して、「何回もデートを重ねて行けば、外見的魅力の影響は下がり、性格などが重視されるのではないか」という仮説を立てて検証した心理学者もいました。
しかし、少なくとも5回目のデートまでは外見的魅力の効果は持続するという結果が導き出されました。
これらの研究から、恋愛の特に出会いのフェーズにおいて外見的魅力は性格を上回るという結論が導き出されています。
外見が重要なのはわかった。
でも、どんな外見が魅力的なのだろう?
そんな悩みについてもこの本では解説されています。
人はどんな顔を美人やハンサムと認識するのか?
よくテレビなどで芸能人の顔を見て「顔が整っている」と感じたことはないでしょうか?
これは恐らく、その芸能人のバランスの取れた顔を見て 『顔の左右対称性』を読み取りそう感じているのでしょう。
この『顔の左右対称性』は心理学的にも、ある程度は外見的魅力度を上昇させる効果があるという研究結果が出ています。しかし、意外なことに『顔の左右対称性』よりも人が美人やハンサムな顔を認識する要素があるようです。
それが『平均顔』です。
人は多くの顔を重ね合わせて出来上がる平均顔を見ると、美人やハンサムな顔と認識するそうです。
つまり、多くの人が美人な顔になりたいとか、ハンサムな顔になりたいと思う気持ちには平均的な顔への憧れを持っているとも考えられます。
モテるのには外見的魅力が重要だって言うし、平均顔でも左右対称な顔でもないしオワタ!
ここまでの話を知るとそう思うかもしれませんが、ここからが重要です。
整形など、ハードルの高いことはしなくても、平均顔に対抗する方法があります。
平均顔に対抗するには「肌のすべすべ感」を手に入れろ!
この本で紹介されている研究によると、『肌のすべすべ感』を作るように心がけるだけで、あのモテ顔要素の「顔の左右対称性」を破った「平均顔」に匹敵するほどの外見的魅力度を手に入れることができるという研究結果でているのです。
これは男女問わず当てはまることなので、明日からと言わず今夜からモテるために正しいスキンケアで顔のすべすべを手に入れるしかありません。
男性の中には、スキンケアと言われても困ってしまう人もいると思います。
そうした方に向けてスキンアの方法について解説した記事があるので参考にしてみてください。
ちなみにこの記事は日本コスメティック協会の検定公式副読本を勉強して書いたので信頼性の高い内容になっています。
オススメの記事
【男性向け】顔の肌ケア方法【スキンケア基本編】
効率的に外見的魅力度を上げる方法
ここまでは男女問わず当てはまる内容について解説してきましたが、ここからは性別を分けて、外見的魅力を上げる方法について解説していきます。
女性が外見的魅力度を上げる方法
女性には平均顔を超えて外見的魅力を上げる顔の特徴があります。
これらを満たすことで、男性から見られたときに平均顔以上に外見的魅力を向上させることができるという研究結果が紹介されていました。
これらの特徴は化粧やカラコンなどをすることである程度近づけることができると思うので、交際相手を探している人にとっては非常に有益な情報になるのではないでしょうか?
次は体型の外見的魅力度を上げる特徴についてです。
※男である僕が女性の身体的なことを書くのはなかなかデリケートなところもあるのですが、これはあくまで情報として、そういう研究結果もあるのだなという感情で読んでいただけると幸いです。
男性がこれらを魅力的に感じるかについては生物学的な理由があるそうです。
WHR(ウエストとヒップの比率)について
WHRとはスリーサイズの『ヒップ÷ウエスト』で計算できる値のことで、くびれの程度を表す指標になります。
心理学的にはこの値が0.7に近づけば近づくほど魅力的になるという研究結果が紹介されていました。
ちなみに日本の女性芸能人の公表されているスリーサイズ(正しいかはわからない)でこのWHRを計算すると0.68~0.71という値が出てきます。
BMIについて
BMIは『体重kg÷(身長+身長m)』で計算できる値のことです。
体重計などでも確認できますね。
この値が15~20の時に、身体的魅力度が高まるそうです。
たまに
友達には痩せていると言われるけど、もっと痩せたい
という頑張り屋な人もいますが、極端なダイエットは危険だったりするので、まずは上記の値を目安にしてみれば良いんじゃないかなと思います。
ちなみに、いま紹介したBMIとWHRではBMIの方が魅力を上げる優先順位が高いそうです。
同じBMIの人で比較検証を行うとWHRが魅力度を高めるポイントになります。
バストについて
男性はウエストのくびれより、胸の方が興味ありそう。
と思う人もいるかもしれませんが、
ある心理学者が2011年に行った研究によると魅力度評定値に影響を与えたのはバストよりウエストのくびれだったそうです。
ただ、バストが大きければ大きいほど男性からのチップの量が増えたり、ヒッチハイクの成功率が高まるという研究結果もあるので、外見的魅力度を高める1つの特徴には当てはまるという位置づけです。
以上が女性の体型の身体的魅力度を高める特徴でした。
ご参考までに。
男性が外見的魅力度を上げる方法
女性から見て魅力的だと感じる男性の顔の特徴は下記の通りです。
つまり、男性はちょっと女性らしさのある顔の方が魅力度が高く見られるということです。
言われてみれば確かに、女性から人気がある男性アイドルなどは男らしい顔というよりかは女性らしい男顔の人の方が多い気がしますね。
おまえLDH系のグループ知らないの?
めっちゃ男らしいけど人気じゃねえか!
おっしゃるとおりです。
この矛盾について心理学の研究で調査した人がおり、その結果わかったことは女性がどのような状況にあるかによって好まれる男性の顔の傾向が異なるそうです。
ここに書いた特徴には当然個人差があると思います。
あくまで研究結果なので、異論や凸リプは受付けていません。( ;∀;)
この2つのタイプの違いは男性ホルモンの量の違いが関係しているというのが生物学的な解釈です。
男らしい顔つきの男性はそれだけ男性ホルモンが多く、女性らしさのある顔つきの男性は男らしい顔つきの男性に比べると男性ホルモンが少ないということになります。
つまり、女性は男性の顔に現れた男性ホルモンの量を示すシグナルを読み取り、状況によって顔の魅力度を変えているということです。
次に、男性の魅力度を上げる体型の特徴についてです。
WSR(ウエストと肩幅の比率)について
WSRとは『ウエスト÷肩幅』で計算できる値のことです。
この数値が0.6の時が最も男性が魅力的な体型に見える特徴です。
この0.6という数値を満たすと、いわゆる逆三角形の体型になります。
WHR(ウエストとヒップの比率)について
WHRとは『ヒップ÷ウエスト』で計算できる値のことです。
この値が0.9の時が最も男性が魅力的な体型に見える特徴です。
男性の場合は、この値が小さくなればなるほど、くびれて女性らしくなってしまい外見的魅力度を下げてしまうことがわかっています。
脂肪質な体型について
脂肪質な体型(太っている)だけで男性の全体的な魅力が低く評価されたそうです。
つまり、もしジムなどでボディーメイクをするのなら、まずは脂肪質を改善してからWHRやWSRの数値を目標にすることをオススメします。
以前に、運動せずに痩せる方法について記事を書きました。
内容としては、運動嫌いな僕が運動せずに食事制限だけで6か月間8kg痩せた方法について解説しています。(※もちろん変なサプリも一切飲んでいません)
気になる人は読んでみてください。
オススメの記事
【マクドナルドOK】運動せずに痩せるモテるためのダイエット方法
『美人の正体-外見的魅力をめぐる心理学』を読んでの感想
この本を読む前の僕は恋愛において外見的な魅力が大切なことは何となくはわかっていても、
正直、それがどれくらい重要なのかわかっていませんでした。
また、実際に外見的な魅力を高める努力をするにしても、どの部分をどれくらい磨けば効率よく魅力を高めることができるのかもわかりませんでした。
しかし、この本は外見的魅力に関しての科学的な研究結果に基づく情報を知ることができるので、
外見的魅力を磨く勘所のようなものが自分の中で言語化することができました。
もちろん、この分野はまだ研究途中の内容も多いです。
しかし、誰かの個人的な主観を当てにするよりかは信憑性の高い情報を得ることができる本になっています。
恋愛に関する学術系の書籍を読もうと決めて、1冊目にこの書籍に出会えたことが良かったと思えました。
まとめ(もくじ公開)
今回は越智啓太さんの「美人の正体-外見的魅力をめぐる心理学」を紹介しました。
外見的魅力について詳しい内容が知りたい方はぜひ読んでみてください。
またこのブログでは引き続きこうした記事を書いていこうと考えているので、もし興味のある方は
読んでいただけると幸いです。
最後に、今回紹介した「美人の正体-外見的魅力をめぐる心理学」の目次を紹介して、この記事を終わりにしたいと思います。
『美人の正体-外見的魅力をめぐる心理学』もくじ
第一章 恋愛において外見はどのくらい重要なのか?
第二章 美人は性格が良いのか悪いのか
第三章 美人は頭が良いのか悪いのか
第四章 美人・ハンサムとは何か
第五章 スーパー平均顔より美人な顔とは
第六章 魅力的なからだとは何か
第七章 魅力ある男性とは何か
第八章 マッチョで男らしい男がモテる条件
第九章 なぜ恋人同士は似ているのか
第十章 美人・ハンサムじゃなくても大丈夫!