冬は顔が乾燥するから苦手だ・・・
スキンケア方法を知りたい!
そんな悩みを解消します。
先日、僕はこんなツイートをしました。
たまに冬場になると顔が乾燥してバキバキな人がいるけど、この原因は外気が乾燥していることに加えて顔の肌の水分量と脂量のバランスが崩れているからで、スキンケアを心がければ防ぐことができます。
大之助のTwitterより
心がけで防げることをやっていないとだらしない印象になるのでスキンケアしましょう
なんだかスキンケアの専門家っぽいことをツイートしていますが、専門家ではありません(笑)
ただカメラマンという仕事柄、冬場の撮影に来たお客さんとスキンケアの話になったりする機会があったりするので、気になって下記のような本を勉強してみました。
この本は一般社団法人日本コスメティック協会が行っているスキンケアマイスター検定の公式副読本としても扱われている書籍なので情報の信頼性は高いと思います。
読んでみたい方はコチラから購入できます。
ということで今回はこの本で得た知識を元に、 冬場の顔の乾燥や皮むけに悩んでいる人向けに、『乾燥肌の原因』や『スキンケア方法』、『スキンケア以外の対策方法』 について解説します。
男性の顔が冬に乾燥する原因とは?
冬場は空気が乾燥するので、肌が乾燥しやすい季節です。
しかし、冬場に顔が乾燥するのは空気の乾燥だけが原因ではありません。
日頃の肌へのダメージ・肌に優しくない生活習慣などがあなたの肌を弱らせます。
その弱った肌が冬の乾燥した空気にさらされることで顔が乾燥するのです。
そこでまずは、日頃の肌へのダメージ・肌に優しくない生活習慣について理解していきましょう。
ひげ剃りの影響
男性の身だしなみとして、ひげ剃りは毎日欠かせません。
しかし、ひげを剃るためのシェーバーは肌の表面にある角質まで落としてしまいがちです。
そのため男性の顔のU字ゾーンは肌のバリア機能が低下して乾燥しがちなのです。
ひげ剃り後は肌をケアしてあげることを忘れないようにしましょう。
■対策
・シェービングクリームを使う
・シェーバーの刃はこまめに交換する
・ひげ剃り後はスキンケアを行う
肌への刺激
顔の肌は非常にデリケートなので、ちょっとした刺激でも傷ついてしまいます。
そして、傷ついた肌はバリア機能が低下してしまうので乾燥の原因になります。
ゴシゴシ顔を拭くことや、かゆいからと掻きむしってしまうと肌が傷ついてしまうので注意が必要です。
夏の日焼け
男性は女性に比べると日焼け対策への意識が低い人の割合が多いですが、日焼けの原因となる紫外線ダメージは肌本来が持っているバリア機能を低下させます。
夏に肌をこんがり焼き、肌の持つバリア機能を低下させてしまった状態で冬の乾燥した空気に触れると顔が乾燥してしまうのです。
紫外線は夏に限らずいつでもあなたの肌を狙っているので、外出する際は日焼け止め対策をすることをオススメします。
加齢
肌の持っているバリア機能は加齢とともに自然と低下していきます。
バリア機能が低下することで、いままで何もしなくても良かった人も冬場に顔が乾燥するといったことは起こりえます。
バリア機能を補強するためにスキンケアで肌を乾燥から守りましょう。
ストレス
「ストレスは肌に悪い」と聞いたことがある人もいるかもしれません。
なぜ、肌に悪いのかというとストレスによって血行が悪くなるからです。
肌は常に代謝を繰り返していて、表面の古い皮膚はアカとなり剥がれ落ち、その下にある皮膚が新たに表面に出てきます。
ストレスによって毛細血管をめぐる血液の流れが悪くなると、この肌の代謝の効率を下げてしまうのです。
血行を良くするための一番の方法としては生活のストレスをコントロールすることですが、ストレス社会を生きる我々にとってそれはなかなか難しいことです。
ですから、現実的な対策方法としては軽い運動やストレッチなどをして血行を良くするとよいでしょう。
皮むけがひどい場合は皮膚科に行きましょう
乾燥肌が進むと皮むけしたところが赤くなってきたり、ヒリヒリとした痛みを感じるような肌荒れや炎症のような状態になる場合があります。
その場合は、単なる乾燥ではなくアトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎などの皮膚疾患の可能性も考えられるので、 無理に自分で直そうとするのではなく早めに皮膚科に行くことをオススメします。
男性もやるべき!スキンケアの重要性
「スキンケア」という言葉を聞くとなんだか急にハードルが上がったような気がする人もいるかもしれません。
しかし、ここまで解説してきた通り、乾燥肌の原因は肌が弱って肌の持つバリア機能が低下することにあります。
この肌の持つバリア機能の低下を補うことができるのがスキンケアです。
肌の持つバリア機能とは「皮脂膜」と言われるもので、肌から分泌される水分と皮脂によってできています。
健康的な肌の場合は、水分と皮脂を適度なバランスで分泌し、肌にバリアを張って乾燥から守れますが、肌が弱っていると上手にバリアを張ることができないために乾燥してしまうのです。
スキンケアを実践して、肌のバリアを補強してあげましょう。
男の顔乾燥対策①風呂上がりのスキンケア
お風呂あがりの肌は1日のなかで一番うるおった状態です。
このタイミングで適切なスキンケアを施して、肌のうるおいをキープさせてから眠りにつくことで、肌のダメージをより効率的に回復させることができます。
STEP1 タオルで優しく水をふき取る
お風呂上がりにまずやることはタオルで体を拭くことですが、このタイミングで顔をタオルでゴシゴシ擦ってしまうと肌へダメージを与えてしまいます。
顔の水滴をふき取る際は、タオルを顔に優しく押し当てて、水分をタオルに吸い込ませるように拭き取るのがポイントです。
STEP2 保湿する
続いて、顔を化粧水で保湿します。
使用する化粧水の適量を顔にまんべんなく塗ります。
この際に化粧水の量をケチってしまうと水分が不足して後で顔が乾燥してしまいます。
また化粧水を顔に塗る際は化粧水を両手に広げて、顔に手を優しく押し当てて肌に染み込ませるイメージでつけると肌に優しく塗ることができます。
STEP3 乳液・クリームを塗る
最後に、乳液もしくはクリームを塗ります。
肌の水分が蒸発しないように油分でコーティングするのが乳液やクリームの役割です。
こちらも使用する乳液やクリームの適量を顔全体に塗るのがポイントです。
乳液の場合は化粧水の時と同じように、両手に広げてから顔に手を優しく押し当てて肌に染み込ませるイメージでつけると肌に優しく塗ることができます。
また、特に乾燥しやすい箇所は顔全体に乳液やクリームを塗り終えたタイミングで、重ね塗りをすると乾燥をより防げます。
お風呂で顔を洗う時の注意点
お風呂で顔を洗う際は体温と同じかそれ以下の温度で水圧は弱めて顔を洗いましょう。
シャワーの温度が高いと顔の脂を必要以上に洗い落としてしまう可能性があります。
また、勢いよく出るシャワーは水圧によっては顔の肌には刺激が強すぎる可能性があります。
また洗顔をする際のポイントは洗顔料を手で泡立てて、その泡で顔の汚れを落とすようなイメージです。
この時もゴシゴシこする必要は全くありませんので優しくなでるくらいの感覚で大丈夫です。
男の顔乾燥対策②朝のスキンケア
朝のスキンケアの目的は肌のバリアを補強することです。
冬場の乾燥した空気のなか、バリアを張らずにでかけてしまっては顔の水分を一気に持っていかれてしまいます。
適切なスキンケアでバリアを補強してから出かけるようにしましょう。
また、外に出かける際は肌のバリア機能を低下させる紫外線も降り注いでいるので、日焼け対策も忘れずに。
STEP1 洗顔をする
洗顔をする際は綺麗な手で行います。
ぬるま湯で顔を濡らして、洗顔料を手で泡立てて、その泡で顔を優しくなでるように洗いましょう。
洗い終わったらぬるま湯ですすぎますが、洗顔料の落とし残しがないように注意しましょう。
※髪の生え際の辺りは落とし残しやすいので注意しましょう。
STEP2 保湿する
洗顔が終わったら、顔の水滴をふき取ります。
この際は、タオルを顔に優しく当てて水分を吸わせるように水滴をふき取りましょう。
※タオルで顔を擦るのはNG
続いて、顔に化粧水をつけて保湿します。
風呂上がり同様、先に両手に化粧水を適量広げてから顔にまんべんなく染み込ませます。
STEP3 乳液・クリームを塗る
乳液・クリームを塗る際も風呂上がりの時と要領で行います。
ちなみに化粧水や乳液・クリームをいちいち使い分けるのが面倒な人はオールインワン化粧品を使うという方法もあります。
特に朝は忙しいと思うので効率を重視しながら、簡単にスキンケアしたい人にオススメです。
STEP4 日焼け止めを塗る
紫外線と聞くと夏のイメージが強いかもしれませんが実は1年中、我々の肌にダメージを与えています。
紫外線は肌の乾燥だけではなく、シミやシワ・肌の老化にも繋がるので日焼け止め対策もしてから出かけるようにしましょう。
男の顔乾燥対策③食生活・環境を改善する
ここまではスキンケアについて解説してきましたが、顔の乾燥対策としてできることは他にもあります。
スキンケアの他にできる顔の乾燥対策を見て行きましょう
加湿器で部屋の空気を潤して乾燥肌を防ぐ
冬場に部屋でエアコンの暖房を使用している人も多いと思いますが、エアコンの暖房は空気を乾燥させるのでエアコンを使用する場合は合わせて加湿器を使うことをオススメします。
ちなみに室内の湿度は40%~60%が理想的とされているので、エアコン以外の暖房を使っている人も部屋の湿度がこれを下回るようであれば、加湿器を使って部屋の空気を潤しましょう。
※湿度60%を超えるとカビが増殖しやすくなるので注意が必要です。
質の良い睡眠を確保する
質の良い睡眠を確保することは乾燥肌を改善するために有効です。
なぜなら質の良い睡眠を取ることができると、成長ホルモンが分泌されて、肌が受けたダメージを回復してくれるからです。
■理想的な睡眠の時間帯
「夜更かしはお肌の敵」なんて言葉を一度は聞いたことがあるかもしれません。
この言葉の理由は肌が受けたダメージを回復させる成長ホルモンが一番分泌される時間帯が22時から翌日2時に当たるからです。
しかし、22時から眠ることはなかなか難しいと思うので、遅くとも24時には就寝することを目標とした生活サイクルにすることをオススメします。
■睡眠の質を上げる方法
寝る前に脳が覚醒してしまうと睡眠が浅くなります。
睡眠の質を上げるためには食事は寝る2時間前までに終わらせ、入浴は1時間前までに終わらせましょう。
また眠る前は部屋を明るくし過ぎないで、寝る直前までスマホをいじり続けないようにしましょう。
食事を改善して健康的な肌を作る
食事を改善して健康的な肌作りをサポートすることで顔の乾燥対策をするという方法もあります。
どのような食事をすればいいかというと、基本的にはバランスの良い食事です。
タンパク質・糖質・脂質を中心にビタミンやミネラルをバランスよく摂取することが健康的な肌を作ります。
なかでも特に肌の主成分であるタンパク質は欠かせません。肉・魚・卵・大豆を食べるようにしましょう。
また、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEは抗酸化、血行促進、免疫力アップなどの働きがあり、健康的な肌を作るために必要なビタミンです。
さらに、カルシウム、亜鉛、鉄、マグネシウムといったミネラルは肌の新陳代謝を助ける効果があるので摂取するようにしましょう。
もし外出先で顔が乾燥してきたら?
冬場はとにかく空気が乾燥しているので、人によっては外出先で乾燥してきたと感じることがあるかもしれません。
そんな時は化粧水で保湿をすることをオススメします。
とは言え、外出先ですのでかさばったり、持ち運びが面倒なのはちょっと嫌ですよね。
あとは気軽に使えるタイプが良いと思うので、個人的にはミストタイプの化粧水がオススメです。
この化粧水なら50mlという小さいサイズなのでカバンに入れてもかさばりません。
さらにミストタイプで顔に吹きかけるだけで良いので、手が洗えない状況でも気軽に使うことができます。
まとめ
ということで今回は、冬場の顔の乾燥や皮むけに悩んでいる人向けに『乾燥肌の原因』や『スキンケア方法』、『スキンケア以外の対策方法』 について解説しました。
この記事を参考にしていただき、冬場に顔が乾燥する悩みを抱えている男性が一人でも多く救われることを願っています。